精神対話士の資格をもつ社長の日記

三重県南伊勢町宿浦にある酒屋マサヤの精神対話士の資格をもつ社長の日記
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「身も心も」
配達の軽トラの中でNHKラジオが、盛田隆二の「身も心も」を

紹介していたので、さっそく買って読みました。

制限時間が迫る高齢者の恋愛小説です。

脳梗塞で突然妻を亡くした道久礼ニ郎は、朝起きても顔を洗わず、

昼も夜も寝巻きのまま、風呂にも入らず髭も剃らず、何をする

気力も失い、時が止まった生活を送っていた。

そんな生活を見かねた息子の嫁が、老人クラブの絵画教室を

勧める。

そこで知り合ったのが64歳で独身の岩崎幸子である。

身の上話をする内、公園を散歩したり幸子のアパートへ

行くようになり、2人に愛が生まれる。

唇を重ね抱き合いながらも、75歳の礼二郎には身体の変化は

稀にしかこなかった。しかし、それでも二人は湯船で、寝室で

抱き合い愛撫をするそれだけで十分満ち足りていた。

半年ほど経った頃、二人は結ばれる。

涙する二人の喜びが辛辣に描かれ、高齢者の恋愛の姿を見る。

空しかった妻との夫婦生活で、40代の頃より風俗店や単なる

性欲の処理で、自分を慰めていた。

しかし、礼二郎は妻を愛していたという。

そして幸子との営みは、妻とはまったく違うという男の身勝手というか

動物的本能なのか、愛は夢のようなものに思える。

そして礼二郎も脳梗塞で倒れる。

しかし、彼は一命を取り留めた。

これからが地獄の生活。商売を継いだ息子夫婦と幸子の立場。

リアリティーなタッチに読者は、自分の老後と重ね合わせて

それぞれ想いを馳せることでしょう。

私と同業の酒屋という設定から、同情が生まれ礼二郎を

応援したくなる。

避けて通れない病気、それも長の患いになった時の辛さ。

生きるとは、何なのだろうか?。

「身も心も」複雑。「人生」それぞれ。

私も75まで生きていたら絵でも習おうか。

それともシャルウイダンス。


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